先日、ownCloud 4.5が公開された。拡張ストレージ機能がついて、ますます便利になった。拡張ストレージ機能とは、DropboxやGoogle Driveをあたかも自分のストレージのように使えるというものだ。まさに、メタクラウドとでも言うべき機能であり、容量の拡大や他のクラウドサービスとの連携が簡単に行える。20代の頃に夢見ていたコンピューティングの時代が、目の前に訪れたという気分である。自分の管理のもと、様々なコンピューティングが実現できる。しかも、AGPLのライセンスでソフトウェアが利用できるというのは、本当に感謝しなければならない。
まだ日本人の利用者が少ないらしく、日本語のドキュメントの少なさが難点といえなくもない。しかし、そこそこの英語能力さえあれば、素晴らしいソフトウェアを使うことができる。考えてみれば、舘神さんが、ツイッターで、ownCloud 1.0のリリースについてつぶやいたときに、このソフトウェアを知ったのだった。それから試用期間を経て本運用に入り、いよいよクラウドサービスの中心的存在になった。カレンダー機能もついているので、来年からのスケジュールはこのソフトウェアを手帳と併用する予定である。