投稿者「chinmi」のアーカイブ

中島一則の宇宙:妖怪、哲学、ザ・スミス

最近ずっと、AIプログラミングやプロンプトエンジニアリングをしている。どのAIモデルが何に適しているかなどの模索や、システムプロンプトの重要性など、学べば学ぶほど勉強になる。その中でおそまきながら、GoogleのnotebookLMの有効性に気づいた。三十年以上蓄積した個人的データをnotebookLMに与えることができて、わたしのデータへのAI的参照が可能になった。もう一つ、汎用的AIの限界とシステムプロンプトによる生成AI制御の有効性についても理解した。(そういえば、これもAIに書いてもらっても良かったな)。notebookLMの音声合成や動画作成の機能がとても有益だ。わたしの作品群の紹介動画を作成してもらったら、思った以上に良い動画だったので、こちらで公開する。もし良かったらぜひご覧ください。

新刊 漢字の由来空想小説「犬」発売開始

新刊紹介:漢字の由来に秘められた古代の叡智と超文明の残響『犬』―漢字の由来空想小説
こんにちは、中島一則です。
今日は、私が執筆した新刊『犬』―漢字の由来空想小説―について、心を込めてご紹介したいと思います。
漢字の一文字に秘められた、壮大な物語
私たちが毎日何気なく使っている「漢字」。その一文字一文字に、古代の叡智や超文明の痕跡が隠されているとしたら?そんな空想を膨らませ、漢字「犬」を中心に、漢字の成り立ちに秘められた物語を紡ぎ出したのが本書です。
物語の舞台は古代中国
主人公の少年が、古道具屋「文字堂」の店主・單(たん)さんと出会い、漢字に込められた深遠なメッセージに触れていく物語です。漢字は単なる記号ではなく、過去からの警告、未来への問いかけ、そして生きるための智慧が詰まった「器」なのです。
各章の見どころ
本書は全16章で構成され、それぞれの章が特定の漢字に紐づいた物語を展開します。

「然」の章:自然の猛威と人間の謙虚さを描いた物語。漢字「然」の成り立ちに隠された深い教訓とは?
「益」の章:飢饉と疫病に苦しむ村に現れた老人の知恵。分かち合いの哲学が込められた「益」の秘密。
「蟬」の章:超文明が遺した「蟬型ドローン」。漢字「蟬」の旧字体「單」に隠された設計図とは?
「器」の章:「四翼の器」が問いかける人間の選択。器の善悪を決めるのは中身。
「犬」の章:老犬・灰尾の視点から語られる「犬」の文字の核心。心の置き場所と名前の意味。
「單」の章:漢字の「裏方」である筆司・單一族の哲学。遅さの智慧とは?
「黙」の章:人工的な静寂を生み出す「黒砂の井戸」に棲む老犬。静けさの約束。
「獣」の章:森の人々が築いた分かち合いのコミュニティ。漢字「獣」の四つの「口」の意味。

普遍的なテーマを漢字に込めて
本書では、現代社会にも通じる普遍的なテーマを漢字の成り立ちに重ね合わせています。

速さの誘惑と遅さの智慧
自然との共生と人間の責任
技術の進歩と光と影
個のあり方と共同体の絆

これらのテーマを通じて、漢字という「器」に込められた世代を超えて受け継がれる「希望」を描き出しています。
こんな方におすすめ

漢字の成り立ちに興味がある方
奇妙で美しい物語に触れたい方
現代社会の「速さ」に疑問を感じている方
言葉の持つ新たな力を感じたい方

最後に
『犬』―漢字の由来空想小説―は、漢字の奥深さと、そこから広がる壮大な物語の世界へと読者を誘います。漢字に込められた古代の叡智と超文明の残響に触れ、新たな視点を手に入れる一冊です。
ぜひ、この機会に手に取ってみてください。漢字の深淵な物語の旅が、あなたを待っています。
中島一則 著『犬』―漢字の由来空想小説―
今すぐ、あなたの本棚に加えてみませんか?

楽天KOBOで「けろるん」販売開始

こんにちは、みなさん。
このたび、私の最新作小説『けろるん』が、これまでのアマゾンキンドルに加えて、楽天KOBOでも販売開始となりました。電子書店の幅が広がり、より多くの皆さまに物語の世界をお届けできることをとてもうれしく思います。
『けろるん』は、ドレス姿の姫君とカエルの妖怪「けろるん」が繰り広げる、ちょっぴり哲学的でたっぷり不思議、そしてとてもやさしいファンタジーです。渋谷のスクランブル交差点を訪れたり、西武球場で鬼たちと野球観戦をしたり、森の奥でミステリアスな冒険が始まったりと、日常のすぐそばに広がる大きな世界を舞台にしています。
作中に登場する「約束」は、あなた自身を新しい旅へといざないます。妖怪は本当に悪いのか? 勉強も冒険もみんなでやればもっと楽しいかもしれない。写真の中に見える不思議なものとは? 普段の生活も魔法に変わるかもしれない――そんな問いかけが詰まった作品です。
親子で、先生と生徒で、そして大人の方にも楽しんでいただける内容。歴史や文学、写真、野球、仏教まで幅広いテーマが優しく解説されているので、初めての方も安心してページをめくれます。
もし、最近ちょっと日常が物足りなく感じていたら、本と現実の間をゆったり行き来する旅に出ませんか?『けろるん』がそっと、あなたの“目の奥のセカイ”をノックします。
ぜひ楽天KOBOでもお手に取っていただき、ご家族やお友達との語り合いのきっかけにしていただければ嬉しいです。

なお、楽天KOBOアプリの仕様のため、画像の前に空ページが1,2ページほど発生する不具合を確認しております。アマゾンKindleアプリなどでは発生していないので、楽天KOBO固有の仕様と思われます。空ページがあることをあらかじめご了承ください。


これからもどうぞよろしくお願いいたします。

けろるん

けろるん

【新刊発売のご案内】小説『けろるん』のご紹介

このたび、私の新刊小説『けろるん』が出版の運びとなりましたので、ご案内申し上げます。

『けろるん』は、小学生を主な読者対象としつつも、幅広い世代の方々にお楽しみいただける冒険小説です。カエルの妖怪「けろるん」と子どもたちが“物語セカイ”を旅しながら経験する、少し不思議で、どこか優しさのにじむ物語を収録しています。登場するキャラクターたちは個性豊かで、彼らが織りなす日常と非日常、その交錯の中に、子どもも大人も共感できる深みや発見が散りばめられています。
また、物語の随所にはふりがなや語句の解説を設けておりますので、小学生の方々でも安心してお読みいただけます。歴史、文学、写真、野球、仏教など、多彩なトピックを通し、読み手の興味や知識の幅を広げる一助となれば幸いです。
「妖怪は本当に悪い存在なのか」「仲間と何かを体験することの楽しさとは」「日常と物語を行き来する面白さ」──こうした問いかけが、読者ご自身の新たな思索や交流のきっかけとなることを願っています。本作は小学生はもちろん、親御さまや教育関係者の方々、大人の方々にもおすすめできる一冊です。
『けろるん』は現在、Amazonにて販売中です。
ご家族やご友人とともに、またご自身の読書時間にも、物語の扉を開いていただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

あがた森魚ビルボードライブ東京

2025年4月27日におこなわれたあがた森魚のライブを見てきた。彼との出会いは中学生のころだから三十年近く聞き続けている。正直なところ、最近の曲は知らないので、どのくらい気持ちがついていけるかと気になっていた。しかし、セットリストは聞き覚えのある曲ばかりで、「わたしの知っているあがた森魚」のライブだった。ライブの中間で「赤色エレジー」を歌い、アンコールで「大寒町」を歌った。ちょうど赤色エレジーのときに鈴木慶一が出演してピアノを弾いた。年齢を重ねてもこうしてライブができるのがすばらしい。見習いたいものだと曲を聴きながら考えていた。偶然前に着席していた和服姿の女性と話をした。帯に音符があしらわれていたのが気になり声をかけたのだ。彼女は次回、Pete Roth Trioのライブにも来るという。こうやって音楽が広がる。

新刊「読書感想文」販売開始しました

読書の楽しさと奥深さを追求する中島一則が贈る、新たな一冊。『読書感想文』は、著者の読書体験やその軌跡を綴ることで、読書の醍醐味を読者に伝えます。自身がこれまでに触れてきた178冊の多様な本を通して、中島が感じたこと、学んだこと、そして考えたことを綴った本書は、単なる「読書記録」にとどまりません。 本書には、読了した名作から得た知見や、感じた影響、人間模様に対する洞察など、著者の人柄と知性が詰まっています。また、「カズオ・イシグロ著『充たされざる者』」や「梅棹忠夫著『知的生産の技術』」、「モンゴメリ著『アンの娘リラ』」など、著者にインスピレーションを与えた作品への感想も綴られ、それぞれの影響がどれほど深いものであったかが垣間見えます。 読書家である中島が選び抜いた一冊一冊は、単なるフィクションの感想にとどまらず、彼の生活や思想にまで影響を及ぼす存在となっています。本書を通じて、中島の読書に賭ける情熱や、各作品への鋭い分析を通して、自身の読書体験をさらに豊かにすることができるでしょう。 読書が好きな人はもちろん、これから読書を始めようとする人にも強くお勧めしたい一冊です。中島一則による新しい『読書感想文』は、あなたの読書への視野を広げること間違いありません。

アドレスバーにDeep Searchを

その後も自作検索エンジンの改良を続けている。ウェブブウラウザのアドレスバー(オムニバー)に自作した検索エンジンを登録できた。いわゆる「?q=%s」で検索をおこなうというものだ。実装後にchromeやedge、vivaldiに検索エンジンを組み込んだ。ふだんわたしが使用しているブラウザのデフォルト検索を自作検索エンジンに置き換えた。いささか乱暴かもしれないが、使ってみると案外快適だ。今までいかに無駄に検索して個人情報をすり減らし、広告をながめていたのかと考える。

灸をすえる

お灸にもはまっている。以前台座灸を好んで使っていたことがあった。灸をすえたあとは体が軽くなる。気分が晴れやかになる。しばらく遠ざかっていたが、最近体が重だるく五十肩が悪化しているので、灸をすえてみた。今回は点灸に挑戦した。小さい水ぶくれができることがあるが、おおむねうまくいっている。灸が体にあっているのだろう。灸をすえる時間がやすらぎの時間になっている。慣れれば生活の一部になるかもしれない。

私製Deep Search

最近生成AIにはまっている。出発点はOpenAIのO1にテトリスのpythonソースコードを出力してもらったことだ。完成度の高いものを出力してもらったので感動した。それで生成AIを使いこなしたくなった。色々調べると、料金や使い勝手でAPIを直接操作するのが一番目的に合っていると分かった。それで、O1に助けてもらいながら、わたし専用のウェブアプリを作成し始めた。開発効率でいえば百倍くらい効率よく開発できたろう。わたしが思い描いた要求に応じて的確なソースコードを出力してくれる。わたしの間違いなども修正してくれる。効率よくプログラミング学習するのにとても役立った。もちろんわたしにその下地があったから順調に進んだ側面はある。しかし、今後生成AIが発達すれば、それほどの下地や知識がなくても効率よく学習し開発することが可能になるに違いない。ここにそのソースコードを公開できればよいのだが、わたしごときのソースコードを世に表すのは気が引けるので、生成AIを利用した開発の素晴らしさに言及するだけに留める。作成したのは、わたし専用のチャットボットとDuckDuckGO APIによるWeb検索と生成AIによる組み合わせで、いわゆるマイクロソフトのDeep Searchのようなものだ。Web検索をもとにして生成AIに内容をまとめてもらっている。これで広告もトラッキングも個人情報蓄積もない検索を実現している。