SIGMA DP1で撮影した、TDLの写真を見て、仕上がりがアンダーになっているのに驚く。現像ソフト(SiGMA Photo Pro)をオートで実行すると、ややアンダー気味に現像するらしい。一番輝度の高い空などが白飛びしないように設定するアルゴリズムになっているのだろうか。ディスプレイではきれいに表示しているが、プリントすると画面全体が暗くなってしまう。ためしに、何も補正しない状態で現像したら、画面上ではかなり明るく表示される。プリントすると、このくらいでちょうど良いようだ。
リバーサルフィルムでも同様の傾向がある。ライトボックスなどの透過光を使い、リバーサルフィルムをルーペで覗くとちょうど良い明るさでも、プリントに出してみると、人物の顔が暗く仕上がってくることがある。プリントを前提とする場合、プラスの露出補正をすると良い結果が得られる傾向がある。プリントは反射光を使って画像を見ることになるので、透過光よりも明るく補正する必要があるのかもしれない。
今回、DP1の画像をプリントして、リバーサルフィルムとの類似性を感じることになった。何ごとも、実際やってみないと分からないものだ。今後、画像をプリントする時は明るめに調整した方がよいようだ。