夜中、帰宅途中、タヌキに出くわす。
おそらく成獣のタヌキであろう、こちらをうかがいながら、少し先を進んでいく。
驚いたことに、いったんこちら側へ戻ってきたりもした。
タヌキが人を化かすというのは、こういうことなのだろう。タヌキにもてあそばれている気がする。
少し先を行ったり来たりしていたが、突然いなくなってしまった。
まさに、タヌキに化かされたようだ。
今さら、APSフィルムカメラの話ではない、と書き続けて数年になるが、またもAPSフィルムカメラの話だ。
もはや、APSというのは、撮像素子サイズのAPS-C くらいしか生き残っていないのではないだろうか。
何はともあれ、最近愛用の、CONTAX Tixの調子が悪い。使用中に、枚数表示が点滅して動作不能に陥るのだ。フィルムを無駄にして、あれこれ調べてみると、結果、電源周りが怪しいことが分かった。電池を新しいものに変えると、動くときがある。結局「CONTAX 電圧低下」でウェブ検索すると、CONTAXの持病らしいことが分かった。電圧低下にシビアなので、電池の個体差も含めて、新品の電池を使っても使用不能になるらしい。今のところ、電池を新しいものに変えながら、だましだまし使っている。だましだましでも使いたいカメラなのだから。
一方で、CONTAX Tixがいよいよ完全に使用不可になった場合に備えて、貯蔵しておいた、CANON IXY 310の撮影を試してみる。まだ現像が上がってないので何とも言えないが、CONTAX Tixの代用になればうれしい。ネットの評判はあまりよろしくないようだが。とはいえ、今さらネットの評判云々とも言っていられないのが現状だ。APSフィルムはたくさん買い貯めているので、まだまだ CONTAX Tixにも CANON IXY 310にも現役でいてほしい。さらにバックアップとして、CANON IXE もあるので、困ることはないだろうが、携帯性としては、CONTAX TixやCANON IXY 310の方を積極的に使いたい。
久しぶりのメジャーバージョンアップになる。
最近のアップデートでは、クリアインストールの方がたいてい何の問題もなく動くが、今回の9.0もその通りだった。8.2.2の上にアペンドしたところ動作がおかしく、結局クリアインストールでうまくいった。
メジャーバージョンアップのため、いつも使用しているアプリのいくつかが対応していない。Tasks や Full Search Text などだ。早く対応することを望む。
changelog を見ると、いろいろと新しくなっているようだが、以前との違いがよく分からない。calendar アプリの表示が少し変わったのには気づいた。
これだけバージョンが上がって枯れてくると、安定性や安全性、確実性の方にシフトするのだろうか。
今さらAPSフィルムの話でもない。
富士フィルムがAPSフィルムの販売を終了してからすでにだいぶ経つ。販売を終了すると聞いて買いためたフィルムを少しずつ使用している。CONTAX Tixを使いたいためだ。
今回、久しぶりにCONTAX Tixを使い撮影をした。出来上がったプリントを見ると、時々ざらざらしたプリントがある。フィルムも古いし、カメラも古い。どんなトラブルが起きても、驚きはしない。今回、店員にカートリッジの調子が悪かったので、スペアのカートリッジと交換した、と告げられた。スペアカートリッジなるものの存在を知らなかったので、未だにAPSに関して新しい発見があるのかと驚きを禁じ得なかった。ともかく珍しい体験ができたのは感謝である。その帰り道、APSのマークに似たロゴを見つけたので、一緒に並べてみる。クロネコヤマトのFAXである。
ひょんなことから、中学生時代に繰り返し聴いていた、ドメニコ・スカルラッティのソナタ全曲集を手に入れた。アマゾンで6929円と、破格の値段がついていたので、ためらうことはなかった。CD34枚セットでこの値段である。スコット・ロスの偉業がこんなに入手しやすい値段でよいのか。私にとってはありがたいことである。
そもそも、NHK-FMでかつて、このスコットロス演奏のソナタ全曲放送というのを流していたのだ。それを毎回エアチェックして、カセットテープに保存していた。そしてそれを何回も覚えるほどに聴いていた。特に気に入っていたのが Kk 150, Kk 151 そして Kk 152 だというのが、今回のCD BOX SET 購入で分かった。それだけでも大きな収穫だ。アマゾンで、同じような CD BOX SETで1万ちょっとするのもあるので要注意だ。同じ内容なのでこちらの方がお買い得だ。
OwnCloudのバージョン8がリリースされた。アップデートセンターにはまだ通知がなかったので、アーカイブをダウンロードして更新インストールをしてみた。データベースのアップデートが終わって、通常の画面に戻ったところ、なんだか挙動がおかしい。結局クリアインストールをして問題なくバージョンアップできた。バージョンアップ後の印象は大きく変わらない。細かいところで使い勝手が良くなっている。Favoritesという項目が増えているのが新しいところか。これは使える機能のようだ。
実を言うと、前回のバージョン7の時から存在した機能のようなのだが、LibreOfficeとの連携を新しく設定してみた。思ったよりも良い印象なので、これはうれしい。設定時に、yum install libreoffice-headless をする必要があったのを記録しておく。
今となっては、自分のネットワーク環境の基幹となっているOwnCloudなので、安定してリリースしてくれるのはとてもありがたい。
フィルムカメラの環境が日に日に悪化しているので(現像とか)、やむなく投げ売り状態の EOS Mのダブルレンズキットを購入した。全部入りで4万円しないのは、AFが遅いなど、とにかく評判の悪いカメラだからだろう。しかし、普段CONTAX G1をまったり使っているわたしにとっては、AFがとても速く感じられる。機能が豊富で、かつ綺麗な写真が簡単に撮れるので、浦島太郎になった気分だ。CONTAX G用のプラナーをつけて、MFでベンケイソウを撮影する。とても良い感じ。付属のパンケーキレンズも標準ズームレンズもよく写る。今までのレンズ資産を考えて、EOSにしたが、まあ正解だった。とにかくできることが多すぎるので、現在マニュアルを読んでいる。CONTAX G1には存在しない、HDRとかこれから試したいことがいろいろ出来た。
自分の図書館に関して、和書の分類は国立国会図書館の情報に準拠している。MARC情報もダウンロード可能なので、とにかく助かっている。洋書については、アメリカ議会図書館 ( LIBRARY OF CONGRESS : LC )からMARC21XMLをダウンロードし、それをMarcEditを使ってMARC情報にコンバートしている。分類については、分類情報サービスweb ( http://classify.oclc.org/classify2/ ) を参考にしている。他にも、フランス国立図書館 ( La Bibliothèque nationale de France : BNF )も参考にしている。WorldCat も眺めていて楽しい。分類整理はようやく千冊に辿り着こうとしている。
「図書館戦争」を読んで以来、本をもっと大事にせねば、という気持ちにかりたてられ、少しずつ本の整理を行っている。その流れの中で、本のデータベースをどのように構築するかという考えに及んだ。結果、「OpenBiblio」というソフトウェアにたどり着いた。いわゆる、ILS ( Integrated Library System ) のオープンでフリーなソフトウェアの一つである。ここに至るまでに、Koha や VuFind など試してみたが、自分の力不足であったり、自分のマシンの環境が貧弱であったりして、いずれも先に進めなかった。そんな中、OpenBiblioは、無事インストールをすることができ、様々な便利な機能のもと、快適に図書の分類ができている。まさに、貧弱な知識と環境のためのオープンな図書館管理システムだ。
インストールの方法はいたって簡単だ。MySQLに、OpenBiblioのアカウントとデータベースを作成する。そして、ソフトウェアをウェブサーバーのhtdocsのどこかに配置する。そして、database_constants.phpを編集する。あとはインストールスクリプトを実行するだけだ。あっという間に完了する。日本語の情報を探してみても、殆ど見当たらないので、お礼の意味も込めて、ここに紹介することにした。あれこれと凝ったことはできないかもしれないが、簡潔かつ充分なソフトウェアである。
学生の頃は、それなりに勉強していたが、今はほとんど勉強していない。しかし今は、新しい知識や経験によって、日々勉強になっている。四十歳を過ぎた現在でも、経験や知識は蓄積され、様々なことがらが勉強になる。学生時代には、勉強することにより、体系化された知識を、効率よく最低限身につけた。今はそういうやり方はしていない。突然目の前に現れる物事に対して、今まで蓄えた知識を使って対応する。また、体系化されていない情報に対して、意味づけを行い、これまでの情報と関連づけていく。そうしたやり方は、「勉強する」というよりも、「勉強になる」といった方がふさわしい。失敗した経験でさえ、勉強になる。
そういう意味では、学生時代よりも勉強が身近だ。毎日が新しい発見であり、驚きだ。今までのやり方が通用しない状況に遭遇して、新しいやり方を的確に短時間で考え出すのは、やはり、勉強するのではなく、勉強になるという表現が近い。今日も、さまざまな経験が勉強になった。