プランナートム復活(SKK付きで)

あるいは、エミュレータの多段活用(濫用?)

最初は偶然、プランナートムの実行ファイルをクラッシュしたHDDからサルベージしたことから始まった。(その後、別のバックアップから同一のファイルを見つけることになったというのは良くある話だ。)そのファイルを有効活用したくなり、PC98エミュレータの実行環境を整えることにした。さらに、日本語入力(FEP)がMS-DOS環境に保存されていないことが分かり、同時にSKKの入力環境も揃えたいと思った。それを可能にするために、三段階くらいのエミュレータを重ねることになった。それでもそれなりに速いというのが、三十年という長さを感じさせる。ネットの情報を駆使して一日がかりで動作させることに成功した。さすがに、chromebook上でPC98のソフトウェアを動作させている人は殆ど見当たらない。いくつかの情報をまとめて動くものを作り上げたということだ。図に示すと以下のようになる。chromebook上でPC98のソフトウェアを動かしたいという要望がどのくらいあるのか不明だが、何かの参考になれば幸いだ。PC98ソフトウェアを動作させるのと同時に、chromebookでemacs+skk環境も構築することができた。不満なく動作するのでこちらも満足している。

chromebookのandoroid機能のうえに、crossover for android beta(windows エミュレータ)を載せ、さらにそのうえに、neko project 21/w 0.86 (PC98エミュレータ)を乗せる。ホストとのファイル共有などを考えると、この組み合わせが最適解だった。ほかの選択肢は、コンパイルエラーなどが出て断念した。MS-DOS環境にFEPがなかったので、個人的な趣味で、SKKもchrome上で動くようにした。どうせなら、emacs+ddskkが良いだろうと考える。MS-DOS上での動作は困難を極め、あれこれ試行錯誤した挙げ句、実は、

sudo apt install emacs ddskk

が一番簡単できちんと動作する環境だった。chromebook上のlinuxで、本当はコマンド一発だった。えらい遠回りをした。久しぶりに頭をフル回転させて最適解を導いた気がする。