デジタルカメラ全盛の現代でも、いまだフィルムの選択の余地がある。写りの美しいフィルムは、やはりおおむね値段が高い。せっかくフィルムを使って写真を撮っているのだから、多少の値段の高さには目をつむろうと考えていたが、それでも安いに越したことはない。
いろんなフィルムを試してきて、いざという時に一番頼りになるフィルムは、富士フイルムの natura1600だ。このフィルムを+2段の設定にした時の安定感は絶大だ。自然な雰囲気の写真がどんな状況でも撮れる。
晴天下での撮影でも、室内での撮影でも、どちらも同じように手持ちで撮影できるのはとてもうれしい。難点を言えば、1本あたり750円程度というのが、常用フィルムにするのを妨げている。
もう一つの常用フィルム候補は、Kodak のSUPER GOLD 400だ。まとめ買いをすれば、1本あたり290円前後で使えるので、精神的には大変楽である。しかも値段の割りに、自分の気に入った写りをしてくれるので、普段使いには最適である。暗い室内での撮影さえなければ、このフィルムで決まりだろうという感じである。
CONTAX G1 + Planar 2/45 との相性がよいのか、発色の良さと、肌色の良さが気に入っている。富士フイルムのスーペリアプレミアムはたまに肌色が赤みがかる時があるので、こちらを選ぶ機会が増えている。値段も半分くらいで済むという理由もある。
リバーサルフィルムでは、値上げ前の velvia100を使っているが、これが在庫僅少になりつつあるので、今後どうしようか思案中だ。1本1000円近くするフィルムを気軽に使うにはかなり勇気がいる。
最近手に入れたフィルムの中で、富士フイルムが海外でのみ販売している C200というフィルムに注目している。値段が1本あたり208円と安いのに、写りは悪くないという評判なので、現在試し撮りをしている最中だ。撮り終わるのを楽しみにしている。